ジェダイ誕生物語 ~陣痛のはじまり~
ようやくありつけた念願のお昼ごはん。朝ごはんは持参したおにぎりだったけれど(膀胱炎の抗生物質を処方されていたので、それを飲むためにも必要だった)、やっぱり全然物足りなくって、まだかまだかと待ちわびた。
初日のごはんは和食。ぶりの照り焼きとか、ほうれんそうのおひたしとかバランスの取れた家庭的なメニューで、出産前にほっと一息"母の味"。
その後は時より、助産婦さんが入れ替わり立ち代りやってきて、様子を聞いてくれる。羊水は赤ちゃんが下に降りてくると、頭で蓋をされるため、流出がとまるそうだが、まだまだとどまる気配は見せず、ちょっとずつで続ける。
昼食後は、陣痛らしきものもまだまだ気配すらなく、これから先が流そうなので『2時ピタ!』でジャニーズを見てから、少し寝ようと思ったけれど、Mちゃんが急遽病院まで駆けつけ、退屈している私の相手をしてくれることに。その時点では、母にはゆっくり来ていいよ、と伝えてあったので、いつ来るかわからないし、Mちゃんに陣痛に備えてお茶となにか甘いものを買ってきてもらう。
15時過ぎ、Mちゃんかと思ったら、母が思ったよりも早くに病院に到着。それと前後して、Mちゃんも到着して、一気に病室は賑やかに。お調子者の母は、娘の友達を前にして、自らの子育て武勇伝を語り出す(幼稚園のお弁当にマクドナルドのセットを詰めて持たせたとか)。
17:00ごろから、なんとなく弱い陣痛らしきものを感じるようになるが、まだまだお腹をこわして下痢で瀕死の状態になっているときのほうが遥かに苦しい程度。羊水にも血液が混じった、いわゆる"おしるし"を確認するようになり、トイレで密かに「これがおしるしか~!」と感動。おしるしは、赤ちゃんが下に降りてくる際に、子宮壁とかの摩擦によって出血する現象。確実に出産は近づいてきている証拠だ。
Mちゃんが帰った後は、母と二人で病室で記念写真を撮ったりする。ベッドで陣痛に苦しんでいるふうの写真や、病室でなぜかすまし顔の母の写真など。これがあと数時間で人の親になろうという人間と、その親の姿。そのころ、ジェダイは胎内で必死に自らの誕生に向け、力を振り絞っていたというのに。
19:00過ぎ、母親も自宅に引き上げ、病室でひとりになった。羊水の流出もまだまだ止まらず続いていて、助産婦さんからは「まだまだ赤ちゃんが下に降りてきていないわよ」と、長期戦を宣告される。
それでも次第に陣痛は間隔も狭まり、強さも少しずつ増してきていて、21時過ぎにはトイレにやたら篭るようになる。私が体感した陣痛は、ホント、生理痛の延長線にあるようなものでもあり、下痢でどうしようもない症状とも似ていて、トイレに座っていると、なんとなく精神的に安心するのだ。それからしばらくはトイレとベッドを行ったり来たりしていて、途中、様子を伺いに来た助産婦さんに「トイレにずっと居たら体力も消耗するからベッドに横になってなくちゃダメよ」と、強制送還される。ちなみにこの時点で、助産婦さんは昼間に自己紹介された若い助産婦さんではなく、東北訛りの年老いた助産婦さんに交代。「私、夜の助産婦です」とはじめに自己紹介され、なんだか風俗みたいで猥褻なその響きが強く印象に残った(「夜のお菓子・春華堂『うなぎパイ』並みの意味不明さだ)。
そのころから、ちょっともうこれからはmixiの書き込みは無理だなぁと感じ、最後に「これからちょっと限界です」と一言書き込もうかと思ったけれど、すぐにまたトイレに駆け込みたい気分になったりしてるうちに、深い夜へと突入してしまった。
初日のごはんは和食。ぶりの照り焼きとか、ほうれんそうのおひたしとかバランスの取れた家庭的なメニューで、出産前にほっと一息"母の味"。
その後は時より、助産婦さんが入れ替わり立ち代りやってきて、様子を聞いてくれる。羊水は赤ちゃんが下に降りてくると、頭で蓋をされるため、流出がとまるそうだが、まだまだとどまる気配は見せず、ちょっとずつで続ける。
昼食後は、陣痛らしきものもまだまだ気配すらなく、これから先が流そうなので『2時ピタ!』でジャニーズを見てから、少し寝ようと思ったけれど、Mちゃんが急遽病院まで駆けつけ、退屈している私の相手をしてくれることに。その時点では、母にはゆっくり来ていいよ、と伝えてあったので、いつ来るかわからないし、Mちゃんに陣痛に備えてお茶となにか甘いものを買ってきてもらう。
15時過ぎ、Mちゃんかと思ったら、母が思ったよりも早くに病院に到着。それと前後して、Mちゃんも到着して、一気に病室は賑やかに。お調子者の母は、娘の友達を前にして、自らの子育て武勇伝を語り出す(幼稚園のお弁当にマクドナルドのセットを詰めて持たせたとか)。
17:00ごろから、なんとなく弱い陣痛らしきものを感じるようになるが、まだまだお腹をこわして下痢で瀕死の状態になっているときのほうが遥かに苦しい程度。羊水にも血液が混じった、いわゆる"おしるし"を確認するようになり、トイレで密かに「これがおしるしか~!」と感動。おしるしは、赤ちゃんが下に降りてくる際に、子宮壁とかの摩擦によって出血する現象。確実に出産は近づいてきている証拠だ。
Mちゃんが帰った後は、母と二人で病室で記念写真を撮ったりする。ベッドで陣痛に苦しんでいるふうの写真や、病室でなぜかすまし顔の母の写真など。これがあと数時間で人の親になろうという人間と、その親の姿。そのころ、ジェダイは胎内で必死に自らの誕生に向け、力を振り絞っていたというのに。
19:00過ぎ、母親も自宅に引き上げ、病室でひとりになった。羊水の流出もまだまだ止まらず続いていて、助産婦さんからは「まだまだ赤ちゃんが下に降りてきていないわよ」と、長期戦を宣告される。
それでも次第に陣痛は間隔も狭まり、強さも少しずつ増してきていて、21時過ぎにはトイレにやたら篭るようになる。私が体感した陣痛は、ホント、生理痛の延長線にあるようなものでもあり、下痢でどうしようもない症状とも似ていて、トイレに座っていると、なんとなく精神的に安心するのだ。それからしばらくはトイレとベッドを行ったり来たりしていて、途中、様子を伺いに来た助産婦さんに「トイレにずっと居たら体力も消耗するからベッドに横になってなくちゃダメよ」と、強制送還される。ちなみにこの時点で、助産婦さんは昼間に自己紹介された若い助産婦さんではなく、東北訛りの年老いた助産婦さんに交代。「私、夜の助産婦です」とはじめに自己紹介され、なんだか風俗みたいで猥褻なその響きが強く印象に残った(「夜のお菓子・春華堂『うなぎパイ』並みの意味不明さだ)。
そのころから、ちょっともうこれからはmixiの書き込みは無理だなぁと感じ、最後に「これからちょっと限界です」と一言書き込もうかと思ったけれど、すぐにまたトイレに駆け込みたい気分になったりしてるうちに、深い夜へと突入してしまった。
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