dimanche, juillet 09, 2006

Une journée d'une prè-maman.

『ある妊婦の一日』

妊婦としての生活パターンにもだいぶん慣れてきた昨今。これまでは少々無理しても自分としては大丈夫だったけれど、お腹に子供が居ると思うと、心して「無理をしない」ようにしなければならず、だからと言って病気なわけでもないし、でもやっぱり体への負担はふだんとは違うし、そのへんの加減をどうしていいのかがなかなか難しかった。

最近わかってきたことは、現在の私の体力は通常のだいたい7~8割程度と思っておけばいい。これが妊婦だと自覚する前は、10割出せない自分がもう本当にもどかしくて、それがフランスでの生活中のブランクや年齢のせいだと思っていて(多少はそれもあるだろうけど)、少々焦ってもいた。

でも今は、どうしても内臓が圧迫されて息苦しくなったりしたときには、どうすればいいのか? どういう状態でどう休憩を取るべきなのか、ということがなんとなく感覚的につかめてきたような気がする。そして、だからと言って、一日中横になってばかりだと、やっぱり調子が悪くって、適度に家事をしたり、外に出たりして、気力が充実しているほうが体調がよいということも。

そんなわけで、前日は自宅から一歩も出ず、一日のんびりと過ごしていたので、気分転換も兼ねて外出することに。というか、これまで相当アクティブに移動をさせられていたジェダイも、急にあまりに静かになるよりもこれまでのように適宜外に連れ出してあげなければ、急に環境が変わって不安になってしまうかもしれないし。

というわけで、昨日は、ベビー洋品店へ初デビュー。いろいろ調べてみたら、「西松屋」っていうのが圧倒的に安いらしく、うちからも歩いて行けなくはないところにあるようなので、散歩がてらに行ってみることに。

自宅から妊婦歩行ペースで30分強なのだが、目的地までの往路はのぼり坂で、緑豊かな幹線道路をひたすら歩いていくのだけれど、目的地にたどり着くまでの体感距離は結構長く感じられて、途中何度も挫折しそうになったけれど、ようやく西松屋の看板が見えて「おぉっ! これが西松屋か!」とちょっとうれしくなる。

しかし、いざ一歩足を踏み入れてみると、実は「ふーん」って程度。ベビー服とかを見て、もっと心躍らせている自分をイメージしていたのだけれど、実際はなんだかビニールに覆われたベビー服がズラっとかけられている感じで、なんだか「婦人洋品店(“しまむら”とか)」の安売りコーナーみたいな感じが購買意欲をそそらない。というか、手に取ってみる気さえしない。まぁそれは、まだジェダイが男の子か女の子かもわからない状態で(自分のなかでは男の子だとかなり確信しているのだが)、実際産まれてきたら変わるのかもしれないけれど、個人的には通販のカタログとかでベビー服やベビー用品を眺めているほうが、わくわくして楽しい。というか、既に出産も近くなった妊婦のうちはそんなバーゲン品の山のような中から、お気に入りの一点を探すというのは現実的に無理というのが私の結論。体力的にも気力的にも。それから、出産まで、体力づくりも兼ねて時々ここへ通ってみようかとも考えていたけれど、ちょっと散歩というには遠い距離だし(実際の距離よりも途中で辛くなったときに引き返せなくなることを考えるとちょっと心配)、そんなに面白くもないので、やっぱり近くの100円ショップ巡りをする程度がちょうどいい(近所だが、店自体のフロア面積が広いぶん結構な運動になる)かなと実感。


そんなわけで、最近お腹が目立ってきたこともあり、妊娠線予防クリームだけを買って帰る。ついでに途中にあったユニクロで、部屋着を買い足す。さすがにワンピースタイプのものじゃないと、家に居るときはしんどくなってきた。